2008年7月4日金曜日

風雲急を告げるダージリン三郡

このところ不穏なニュースが多いダージリンから。

7月3日の記事
ゴルカランド運動への有志急増
http://www.kantipuronline.com/kolnews.php?&nid=152359

この8ヶ月間に活動を活発化させてきたGJM(Gorkha Janamukti Morcha/ゴルカ人民解放戦線)が、ダージリン、カルシャン、カリンポンの丘陵三郡と、平野部のシリグリ、ドゥアールで若者の有志を集めている。7月中旬までに募集を終え、選考を通過した志願者はGLP(Gorkhaland Personnel)として7週間の訓練を受ける。彼らが武装勢力になるのではないかという懸念に対して、「インド警察よりも規律化された集団になる予定だ」と関係者はいう。またGJM幹部ビナイ・タマンは「GLPは武装しない。GJMの平和的なボランティアで、インド憲法の決まりに従う」と話す。

もともとダージリン県、特に丘陵地帯のダージリン、カルシャン、カリンポンの三郡にはネパール系住民が多く、自治を求める動きが盛んだった。1940年代からGorkha League(ゴルカ連盟)を中心としてネパール系住民が勢力を結集しようとする動きがあり、インドが1947年にイギリスから独立したときには、インドから独立しようとする動きがあったとも言われる(←うわさのレベル)。

近年では、1986年からGNLF(Gorkha Nation Liberation Front/ゴルカ人民解放戦線)が、西ベンガル州から独立した「ゴルカランド州」の設置を求めて西ベンガル州政府と激しく対立した。中央政府をも巻き込んだこの騒動の結果、州の分離は認められなかったものの、丘陵地帯にはDGHC(Darjeeling Gorkha Hill Council)が設置され、ネパール系住民のある程度の自治が認められるようになった。このゴルカランド運動については、
関口真理氏の「ネパール系インド人と社会運動」を参照のこと。

(一村)

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